Abstract | (562-566) [1. 発表メーカ]Siemens, 東芝, 日立, 旭メディカル, 島津 [2. 要旨](1)超伝導磁石を使ったMRが主体で, 0.5T〜2.0 Tの静磁場であった. (2)単にMRIにとどまらず, MRS(スペクトロスコピー), MRA(アンギオグラフィ), MRF(血流測定)と, 多目的な開発が見られ, 今後はMRIの呼称が適当でないと感じた. (3)MRIは形態を目的とするが, MRS等他の技術は, 機能検査を目的としており, 核医学との密接な関係がでてくるであろう. (4)0.5 Tを中心とした中磁場は, MRI専用機を目指しており, 1.5 T, 2.6 Tの高磁場は, MRS等他の技術も平行して開発が進んでいる. (5)MRIの開発傾向として, より短いスキャンタイム(数秒), より薄いスライス(〜0.5 mm)が目立った. (6)ケミカルシフトは, 誤診の原因になるというネガティブな把え方ではなくて, CSI(例えば水と脂肪の分離)としてポジティブに把える方向にある. (7)MRS等他の技術は, ほとんど動物データの段階であり, 臨床的評価は今後の研究に期待される. (8)各社とも, 多種類のソフトウエアを開発しているが, まだ臨床的評価に乏しく, 今後の臨床研究に期待する. |