Japanese
Title実験腫瘍における磁気共鳴画像と組織水分量および脂肪量との相関について
Subtitleノート
Authors佐藤多智雄*, 山田健嗣*, 山田進*, 吉岡清郎*, 小野修一*, 菱沼隆*, 阿部由直*, 尾形優子**, 松澤大樹*
Authors(kana)
Organization*東北大学抗酸菌病研究所放射線医学研究部門, **仙台厚生病院放射線科
Journal核医学
Volume24
Number3
Page353-359
Year/Month1987/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」Magnetic Resonance Image(MRI)の臨床利用は, 腫瘍のT1緩和時間の延長が報告されて以来急激に発展したが, 画像の解釈はかなり難しい. 腫瘍でもMagnetic Resonance(MR)画像上信号の多いはっきりとした陽性像を示すものから, 信号の少ないものまで種々多様である. また, MR画像ではプロトンの存在状態を反映し, 撮影条件によって画像が変化する. 組織を特徴づけるT1緩和時間, T2緩和時間およびプロトン密度は使用装置, 測定法, 磁場の強度により違いがあり, 絶対値としての評価は困難であるが, 相対的な意味では有用である. MR信号に寄与するプロトンとしては, 組織中の水分および脂肪が考えられる. そこで本論文では, 腫瘍を含め, 組織内の水分含有量および脂肪含有量と画像から得られる信号強度, T1およびT2緩和時間の相関について実験腫瘍で比較検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsMagnetic resonance image, Content of water and fat, Relaxation time, Proton density, Experimental tumor.

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