Japanese
TitleIn-111標識白血球シンチグラフィ : 標識法の簡便化と臨床応用
Subtitleノート
Authors伊藤和夫*, 斎藤知保子**, 塚本江利子*, 古舘正從*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部核医学講座, **市立札幌病院放射線科
Journal核医学
Volume24
Number3
Page341-351
Year/Month1987/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」欧米の報告を見ると, In-111標識白血球(以下ILLと略す)を用いたシンチグラフィ(以下ILLSと略す)は従来のGa-67シンチグラフィ(Ga)に代わる診断精度の高い炎症巣の臨床診断法としてルーチン検査に利用されている. 本邦でも標識法に関する検討が早くからなされているが, その後の臨床例に関する報告は少ない. その原因がどこにあるのか推測の域をでないが, 本検査を施行する以前のわれわれの印象から推測すると, 従来の放射性薬剤の調製に比較して, まず白血球(WBC)の分離法が煩雑でかつ時間を要すること, また, 各施設ごとのIn-111-oxineやIn-111-tropoloneの調製が必要であった点などが大きな要因であったように思われる. 白血球標識用In-111-oxineが製品化され, 施設での標識用放射性核種の調製の必要性がなくなりILLSの臨床応用が容易になった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsIn-111-oxine, In-labeled leukocytes, Scintigraphy, Abscess, Inflammation.

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