Japanese |
Title | イムノラジオメトリック法による高感度TSH測定 (RIA-gnost hTSH) の基礎的ならびに臨床的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 笠木寛治*, 冨田恵子*, 高坂唯子*, 徳田康孝*, 新井圭輔*, 飯田泰啓*, 遠藤啓吾*, 小西淳二*, 鳥塚莞爾* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部放射線核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 24 |
Number | 2 |
Page | 203-213 |
Year/Month | 1987/2 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」甲状腺刺激ホルモン(TSH)は, 下垂体前葉より分泌される糖タンパクホルモンであり甲状腺ホルモンの分泌調節に重要な役割を果たしている. ラジオイムノアッセイ(RIA)による血中TSHの測定は, Odellらにより開発されて以来, 現在各方面で広く行われている. しかし従来より市販されているTSHのRIAキットでは, TSHの上昇を確認するにとどまり, その感度から正常値と低値を区別することは困難であった. したがって, 原発性甲状腺機能低下症の診断には有用であっても, 甲状腺機能亢進症患者と健常者とを血清TSH濃度により分離するためには, TRH試験が不可欠であった. このような負荷試験を行わずに血清TSH濃度の低値を識別しうる高感度TSHのRIAの開発が以前より望まれていたが, 最近モノクローナル抗体をimmunoradiometric assayに応用することにより感度を改善することが可能となった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | TSH, Immunoradiometric assay, Thyroid. |