Japanese
Title低濃度TSH測定法としてのリアグノストTSHキットに関する基礎的ならびに臨床的検討
Subtitleノート
Authors長谷川眞*, 久岡俊彦*, 岡川行重*, 真弓克彦*, 高慶承平*, 小柳博司*, 松岡功樹*, 粟屋保男*, 井上健*, 鈴木晟時*, 飯野史郎*
Authors(kana)
Organization*昭和大学藤が丘病院内科内分泌代謝科
Journal核医学
Volume24
Number2
Page193-201
Year/Month1987/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」甲状腺機能の評価には, 数多くの指標が利用されており, 血中TSH濃度もその一つである. 下垂体機能が正常であれば, 血中TSH濃度は末梢組織レベルでの甲状腺ホルモンによる代謝状態をよく反映するものと考えられている. しかし, 従来のTSH測定法では, 低濃度域のTSHを正確に測定することができないため, 甲状腺機能亢進症患者を正常者から区別することができなかった. 近年, モノクローナル抗体を使ったimmuno-radiometric assayがTSHの測定に応用され, 低濃度TSHの測定が可能となった. 今回, われわれはIRMA法を応用した高感度TSH測定法であるリアグノストTSHキット(ヘキスト社)を使用する機会を得, 基礎的ならびに臨床的検討を行ったので報告する. 「II. 対象と方法」「1)対象」対象は, 本院通院中の各種甲状腺疾患患者176例, 末治療バセドウ病患者16例, および正常参考域を求めるため本院での健康診断で異常を認めなかった病院職員と本学学生の健常者110例(男性69例, 平均年齢26.3±4.3歳, 女性41例, 平均年齢31.2±10.9歳)である.
Practice臨床医学:一般
KeywordsIRMA, Monoclonal antibody, TSH, One step method.

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