Japanese |
Title | 失語症の責任病巣 - X線CT, MRI-CTおよびポジトロンCTによる検討 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 氏家隆*, 加藤利昭*, 北村伸*, 黒木副武*, 添田敏幸*, 赫彰郎*, 伊与田浩介**, 神田哲朗***, 鴛淵雅男***, 飯尾正明**** |
Authors(kana) | |
Organization | *日本医科大学第二内科, **博慈会記念病院内科, ***放射線科, ****国立中野病院放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 12 |
Page | 1779-1786 |
Year/Month | 1986/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」脳の高次機能障害の一つである失語症は, 大脳の機能局在の面から最近注目されている. 失語症の原因疾患として日常接する機会が多いのは脳血管障害であるが, その病巣決定にはX線CTが用いられることが多い. しかし, 現在考えられている失語症の責任病巣(例えばBroca野, Wernicke野)にX線CT上病巣を有しない例もあり, 失語症の責任病巣に関しては失語症自体の分類の問題も含めて意見の一致をみていないのが現状である. 今回われわれは脳血管障害にもとづく失語症例に対してMRI-CTを実施し, また一部症例には15Oを用いたポジトロンCT(PET)を実施し, その責任病巣検出における有用性に関して若干の検討を行ったので報告する. 「II. 対象と方法」対象は脳梗塞ないしは脳出血により失語症を呈した症例4例で, 平均年齢61.2±12.9歳である. うちわけは, 脳梗塞によるウェルニッケ失語2例, 脳出血によるブローカ失語と全失語各1例である. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | MRI-CT, PET, Aphasia-producing lesion. |