Japanese
Title高感度血中TSH濃度測定法 (RIA-gnost TSH Ultrasensitive) の基礎的ならびに臨床的検討
Subtitle《ノート》
Authors原秀雄*, 伴良雄*, 長倉穂積*, 九島健二*, 佐藤龍次*
Authors(kana)
Organization*昭和大学医学部第三内科
Journal核医学
Volume23
Number11
Page1647-1655
Year/Month1986/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. はじめに」甲状腺刺激ホルモン (以下TSHと略) は, 視床下部より分泌されるthyrotropin releasing hormone (以下TRHと略) により刺激分泌され, 甲状腺ホルモンの合成・分泌を促し, 視床下部・下垂体・甲状腺のfeed back mechanismにより調節されている. この血中TSH濃度の測定は, radioimmunoassay (以下RIAと略) の登場以来日常臨床で広く用いられているが, 現在使用されているRIAキットは, 最低検出濃度が2μU/mlであり, TSH高値を示す原発性甲状腺機能低下症, TSH産生腫瘍などの臨床応用には有用であるが, TSH低値の際の疾患の鑑別や治療の指標とすることはむずかしく, TRH負荷テストによるTSHの反応性から診断されているのが現状である. われわれはすでに, 最低検出濃度が0. 5μU/mlであり, 2種類のモノクローナル抗体を用いた血中TSH濃度測定法, TSH Magnetic Immunoradiometric assay (IRMA) : TSH MAIA cloneを報告したが, このたびチューブ固相法による2種類のモノクローナル抗体, すなわち, 抗TSHβ鎖モノクローナル抗体および抗TSHα, β架橋領域モノクローナル抗体, そして2nd. IRP 80/558 (37 U/Ampule) を用いたTSH IRMA : TSH RIA-gnost Ultrasensitiveに関して, 基礎的ならびに臨床的検討を行い良好な結果を得たので, その結果を報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTSH, Immunoradiometric assay, Mono-clonal antibody, Human, Serum.

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