Japanese |
Title | 123I-N-isopropyl-p-iodo-amphetamineの興味深い集積を示したmitochondrial encephalomyopathy with lactic acidosis and strokelike episodes (MELAS) の一例 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 小野志磨人*, 福永仁夫*, 大塚信昭*, 永井清久*, 光森通英*, 村中明*, 古川高子*, 柳元真一*, 友光達志*, 安田雄**, 守本研二**, 寺尾章**, 東靖人***, 調輝男***, 曽根照喜****, 森田陸司* |
Authors(kana) | |
Organization | *川崎医科大学核医学科, **神経内科, ***神経病理, ****京都大学医学部放射線核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 11 |
Page | 1639-1645 |
Year/Month | 1986/11 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」Winchelらによって開発された123I-N-isopropyl-p-iodoamphetamine (123I-IMP) は脳血流を反映し, 神経細胞に集積するといわれている. 今回ミトコンドリア異常が原因で筋障害を呈するミトコンドリアミオパチーのうち, 中枢神経症状を伴うmitochondrial encephalomyopathy with lactic acidosis and strokelike episodes (MELAS) に123I-IMPを用いて脳血流シンチを施行したところ, 興味ある集積が観察されたので報告する.「II. 方法と症例」脳血流シンチグラフィは123I-IMP (日本メジフィジックス社) 3mCiを静注投与後, 30分目より回転型ガンマ・カメラ (日立Gamma View-T) にて撮影した. データは頭周囲の360°から収集し64方向で一方向あたり40秒かけて収集した. なお, 前処理フィルターにはWienerを, 三次元画像再構成にはShepp & Loganを用いた. 症例 : 35歳, 男性 主訴 : 左空間が見えにくい. 既往歴 : 十二指腸潰瘍 (16歳時) 現病歴 : 昭和54年1月, 左下肢より始まる痙攣が生じ入院した. その時のX線CT (X-CT) では軽度の脳萎縮が認められた. 脳波ではpolyspike and waveが認められるも明らかな焦点はなく, 抗痙攣剤が投与された. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Cerebral perfusion scintigraphy, 123I-IMP, MELAS. |