Japanese |
Title | 拡張性心筋症の予後評価におけるデジタル肺血流像の有用性 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 田中健*, 高橋早苗*, 木全心一*, 近藤瑞香*, 関守衛*, 広沢弘七郎*, 小柳仁*, 牧正子**, 日下部きよ子**, 重田帝子** |
Authors(kana) | |
Organization | *東京女子医科大学日本心臓血圧研究所, **放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 10 |
Page | 1491-1495 |
Year/Month | 1986/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」拡張性心筋症 (Dilated Cardiomyopathy, DCM) はきわめて予後不良な疾患であるが, 欧米においては心移植が有効な治療手段として確立しつつある. すでにTc-99m-MAA血流像より得られるデジタル肺血流像 (digital perfusion images, DPI) を用いた肺内血流分布評価によって本症の予後を推定し得ることを報告した. その後, 経過観察し得た症例より, DPIによってDCM病態の推移および心不全治療効果を非観血的かつ客観的に評価し得る可能性を得たのでここに報告する.「II. 対象と方法」対象は本院において心不全の治療精査をうけDCMと診断された48症例である. DPIによる肺内血流分布評価は被検者の状態が安定した後に行われた. 方法は既報のごとく被検者を坐位に保ち, 5mCi Tc-99m-MAAを静注, 引き続き臥位で撮像した. DPIの評価は以下のごとく100-70%等カウント域を高肺血流域とし, 右肺正面像におけるパターンによってG-0 (Grade-0) からG-5までの6段階に分類し, 評価の基準とした. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Dilated cardiomyopathy, Pulmonary hypertension, Digital perfusion images (DPI) , Distribution of pulmonary perfusion. |