Japanese |
Title | 乳癌に対するモノクローナル抗体を用いた "エルザCA 15-3" キットの基礎的, 臨床的検討 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 阪原晴海*, 遠藤啓吾*, 中島言子*, 小泉満*, 中島鉄夫*, 河村泰孝*, 太田仁八*, 稲本俊**, 小澤和恵**, 鳥塚莞爾* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部附属病院核医学科, **第二外科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 10 |
Page | 1485-1490 |
Year/Month | 1986/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」モノクローナル抗体の手法により, 各種の腫瘍マーカーが開発され, そのうち特にCA 19-9は膵癌の, CA 125は卵巣癌の腫瘍マーカーとして, その臨床的有用性が高く評価されている. 最近, 同じくモノクローナル抗体の手法を用いて乳癌に対する新しい腫瘍マーカーCA 15-3が開発された. 今回, その測定用CIS(オリス工業(株)) 製 "エルザCA 15-3" キットについて基礎的検討を行い, 本キットを用いて各種疾患患者の血中CA 15-3濃度を測定したので, その結果を報告する.「II. 方法と対象」[1. 測定原理と測定方法] 本法の測定原理は固相化抗体に抗原を結合させ, 洗浄後, 125I標識抗体を添加反応させる固相法のimmunoradiometric assayである. 固相化抗体はHilkensらがヒトmilk fat globule membraneを用いて作製したモノクローナル抗体115D8で, 125I標識抗体はKufeらによりヒト乳癌の腫瘍細胞の抽出物で作製されたモノクローナル抗体DF3を用いている. 測定方法の概略を以下に示す. 1) モノクローナル抗体115D8が固相化された矢羽の入ったチューブに緩衝液300μlおよび標準液または検体25μlを入れる. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Tumor marker, CA 15-3, Breast carcinoma, Monoclonal antibody. |