Japanese
Title脳死症例におけるN-isopropyl-p- [123I] Iodoamphetamine (123I-IMP) イメージング
Subtitle《ノート》
Authors田口正人*, 中條政敬*, 城野和雄*, 堀晃*, 篠原慎治*, 岡田淳徳**, 禧久豊嗣**, 原之村博***, 澤田祐介***
Authors(kana)
Organization*鹿児島大学医学部放射線科, **RIセンター, ***救急部
Journal核医学
Volume23
Number10
Page1473-1478
Year/Month1986/10
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」脳死とはすべての脳組織の回復不可能な脳機能の喪失の状態であり, 脳機能は脳循環に依存しており脳死の判定において脳循環を評価することは重要である. 過去においても種々の画像診断法を用いた脳死での脳循環の評価と脳死の判定が試みられている. このなかで核医学的検査法は, その手技の容易さと非侵襲性から報告も多くみられているが, それらの報告は99mTcO4- を用いたものである. 今回われわれは脳死が疑われた症例に脳血流スキャン剤として開発されたN-isoprppyl-p-[123I] iodoamphetamine (123I-IMP) による脳シンチグラフィを行ったところ脳循環の停止したと考えられる所見が得られ, 123I-IMPは脳死の判定に有用な情報をもたらすイメージング製剤と考えられたので報告する.「II. 症例」56歳, 女性, 店員 主訴 : 頭痛 家族歴 : 特記事項なし 既往歴 : 2年前よりメニエル氏病を指摘されていた. 現病歴 : 昭和60年12月8日, 仕事中に突然激しい頭痛を訴え救急車にて当院救急部へ搬入された.
Practice臨床医学:一般
Keywords123I-IMP, Brain death.

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