Japanese
Title濾紙血液によるAFPの測定 - 原発性肝癌のスクリーニングに関する研究 -
Subtitle《ノート》
Authors方明*, 金華珠*, 李素香*, 李忠吉*
Authors(kana)
Organization*延辺医学院附属病院核医学科
Journal核医学
Volume23
Number8
Page1079-1082
Year/Month1986/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」原発性肝癌は症状発現後の経過が短いことが特徴とされ, 平均3〜4か月といわれる. それゆえ原発性肝癌の早期診断・早期治療が予後にとって大切である. 著者らは原発性肝癌のスクリーニングを目的とする濾紙血液AFPラジオイムノアッセイを確立し, 基礎的ならびに臨床的検討を行ったのでその結果を報告する.「II. 材料と方法」1. 試薬 中國北方免疫試剤研究所によって開発されたAFPラジオイムノアッセイキットを使用し, 次のように試薬の調製を変更した. 1) 緩衝液 : 蒸留水20mlを加えて溶解する. 2) 125I-AFP, 緩衝液6 mlを加えて溶解する. 3) 抗AFP血清, 緩衝液24mlを加えてよく溶解する. 4) free AFP血球, 健康人のEDTA静脈血を遠心, 血漿を捨てる. 血球部分を食塩水で3回洗浄, 3,000回転で10分間遠心し, 血球上清液を注意して吸取る. 5) 標準AFP, 5種類の濃度の標準品におのおの緩衝液0.25mlを加えて溶解し, さらに試薬4)で2倍に希釈すると, 25, 50, 100, 200, 400ng/mlになる. それぞれの標準液を新華定性濾紙に採取し, 室温 (20°C) で乾燥する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsAlpha-fetoprotein, Mass screening, Hepatocellular carcinoma.

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