Japanese |
Title | 神経芽細胞腫におけるI-131-metaiodobenzylguanidine (MIBG) シンチグラフィの臨床知見 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 塚本江利子*, 伊藤和夫*, 中駄邦博*, 藤森研司*, 古舘正従*, 斉藤知保子** |
Authors(kana) | |
Organization | *北海道大学医学部核医学講座, **市立札幌病院放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 7 |
Page | 959-965 |
Year/Month | 1986/7 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」神経芽細胞腫は小児における悪性固形腫瘍のなかで最も発生頻度の高い腫瘍であり, 現在その診断はVMAによるマススクリーニングを始めとしてCT, その他の画像診断によって行われている. しかし, 転移を持つ症例においてはいくつかの診断手段を組み合わせなければその正確な拡がりを把握することが困難なことが多い. しかも治療にあたっては腫瘍の拡がりによる病期の把握は重要である. I-131-metaiodobenzylguanidine (以下MIBG) は褐色細胞腫の局在診断用剤として高い診断率をもつことが知られているが, 神経芽細胞腫にも転移を含め特異的に集積することがいくつか報告されている. 今回, われわれは7名の小児にMIBGシンチグラフィを施行する機会を得たので神経芽細胞腫におけるMIBGの意義について検討した.「II. 対象および方法」対象はTable 1にその臨床所見を示した. その内訳は, 神経芽細胞腫の術後で再発および転移を疑われた症例4例, 腹部に神経芽細胞腫を疑わせる腫瘤を持つ症例が3例である. 年齢は1歳から14歳まで分布しており, 男子2例, 女子5例であった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Neuroblastoma, VMA, Storage granule, I-131-metaiodobenzylguanidine. |