Japanese |
Title | Neuron Specific Enolase (NSE) 測定用RIAキット「SD-8570」に関する基礎的ならびに臨床的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 久保嘉彦*, 前田知穂**, 小原秀一**, 小川恭弘**, 山本洋一**, 森田荘二郎**, 沢田章弘**, 吉田祥二** |
Authors(kana) | |
Organization | *高知医科大学附属病院放射線部, **放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 23 |
Number | 4 |
Page | 421-429 |
Year/Month | 1986/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」Neuron Specific Enolase(NSE)は, 1965年Mooreらにより哺乳動物の神経組織中に特異的で種属非特異性の蛋白として発見され, ことに, 中枢神経組織に高濃度で分布し脳の可溶性蛋白の1%以上を占め, 中でも神経細胞と軸索突起に局在しグリア細胞にはほとんど存在しないといわれている. NSEは正常ヒト血清中ではごく微量しか存在しないが, 中枢神経組織の破壊や神経内分泌細胞由来の腫瘍特に神経芽細胞腫およびOat cellタイプの肺小細胞型未分化癌などでは, これらの組織よりNSEが逸脱し血中に増加するため臨床経過をモニターするマーカーとしての有用性が見いだされてきた. 今回われわれは, 二抗体法による血清, 組織ホモジネート, および体液中のNSE測定用キットSD-8570(シオノギ製薬)の治験をする機会を得, 基礎的ならびに臨床的検討を行ったのでその結果を報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Neuron specific enolase, Lung cancer, Neuroblastoma. |