Japanese
Title拡張型心筋症の局所壁運動異常の特徴 - 陳旧性心筋梗塞症と比較して -
Subtitleノート
Authors林千治*, 津田隆志*, 古寺邦夫*, 小島研司*, 永井恒雄*, 渡辺賢一*, 矢沢良光*, 荒井裕*, 柴田昭*, 三谷亨**, 浜斉**
Authors(kana)
Organization*新潟大学医学部第一内科, **木戸病院RI室
Journal核医学
Volume23
Number4
Page413-420
Year/Month1986/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」特発性拡張型心筋症(以下DCM)は左室径の拡大と収縮機能不全を特徴とする予後不良の疾患である. その左室壁運動はびまん性の壁運動低下が特徴とされている. 今回, われわれは先に報告した平衡時マルチゲート法による心プール像より左室を8分割し, 壁運動を壁運動量と位相の二面から定量的に解析する方法を用いて, DCMの壁運動異常の特徴を陳旧性心筋梗塞症(以下OMI)と比較検討し, 興味ある知見を得たので報告する. 「II. 対象」DCMは厚生省心筋症調査研究班による診断の手引に適合する24症例のなかで, 心房細動10例, および完全脚ブロック4例を除いた10例である(男8例, 女2例, 年齢57±9歳(平均±1SD)以下同). OMIは心筋梗塞発作の既往が明らかで, 心電図上明らかなQ波が存在し, 発作後6か月から2年の症例で, 心房細動・完全脚ブロック例を除いた26症例である(男19例, 女7例, 年齢60±6歳).
Practice臨床医学:一般
KeywordsDilated cardiomyopathy, Gated blood pool scan, Wall movement, Phase delay, Regional wall motion.

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