Japanese
Title心腔内血栓診断における111In-oxine血小板シンチグラフィの有用性について
Subtitleノート
Authors牧野克俊*, 山室匡史*, 市川毅彦*, 二神康夫*, 小西得司*, 中野赳*, 竹沢英郎*
Authors(kana)
Organization*三重大学医学部第一内科
Journal核医学
Volume23
Number2
Page187-197
Year/Month1986/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」心腔内血栓は, 各種心疾患においてしばしば認められるが, 全身の塞栓症などの重篤な合併症の誘因となるため, その存在確認および治療は臨床上きわめて重要である. 現在心腔内血栓の診断は, 心血管造影(以下Angio. と略す). 心臓X線CT(以下CTと略す). 超音波心断層図(以下ECHOと略す). 心RIアンギオグラフィ等で可能であるが, いずれも形態学的診断であり, 血栓自身の活性動態を明確に示唆するものではなく, その判定が困難な場合がある. また薬物治療の効果判定は各検査による経過観察にて可能ではあるが, 各検査時点での血栓形成段階を把握することはできない. 今回われわれは, 血栓の診断法として近年注目されてきた111In-oxine血小板シンチグラフィによる心腔内血栓の検索を行い, 血小板機能・血液凝固能および薬物治療状況と対比検討し, 臨床的に有用であると思われる成績を得たので報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywords111In-oxine platelet scintigraphy, Intracardiac thrombus.

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