Japanese
TitleRIAによる血中Free T3濃度測定法に影響を及ぼす諸因子
Subtitleノート
Authors佐藤龍次*, 伴良雄*, 九島健二*, 原秀雄*, 長倉穂積*
Authors(kana)
Organization*昭和大学医学部第三内科
Journal核医学
Volume23
Number1
Page79-84
Year/Month1986/1
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」甲状腺疾患および非甲状腺疾患の甲状腺機能状態を正確に知るには, 血中の遊離型甲状腺ホルモン濃度を測定することが重要である. しかし遊離型ホルモン濃度は微量であり, その測定法は血清成分による干渉作用を受けることが予測される. 実際にWilkinesやMardellらは高脂血症血清では, Amerlex Free thyroxine(FT4) Radioimmunoassay(RIA)キットによる血中FT4値の低下を報告している. また平衡透折法を用いたFT3値は, 非エステル型脂肪酸(以下NEFA)添加によって測定値は高値になることも報告されている. われわれもRIAによる各種のFT4測定法が血中脂質によって干渉を受け, FT4値が低値または高値に測定されることを報告した. 今回はFree triiodothyronine(FT3)RIAキットによる血中FT3測定値におよぼす可能性のある因子として, アルブミン, 脂質および溶血の影響について検討を行ったので, その結果を報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsLipids, Albumin, Hemoglobin, Thyroid disease, Free T3 Radioimmunoassay.

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