Japanese
Title5. (H, I) 心臓 (動態, 心筋)
Subtitle第24回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors神原啓文, 鈴木豊, 立木楷, 筆本由幸, 森下健, 分校久志, 村田啓, 小塚隆弘, 斉藤宗靖, 前田和美, 石井靖, 廣江道昭, 足立晴彦, 大鈴文孝, 栗原正, 浅原朗, 古舘正従, 瀬戸光, 外山比南子, 成田啓充, 杉下靖郎, 中野赳, 宮本篤, 後藤紘司, 兼本成斌, 木之下正彦, 高橋恒男, 野呂忠慈, 藤井忠重, 加藤政孝, 近藤武, 多田明
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume22
Number5
Page611-623
Year/Month1985/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(113-117)冠動脈疾患の診断およびその重症度の判定に201Tl心筋シンチグラフィーが繁用されているが, 本セッションではその定量化とdelayed imagingを用いたwashout rateの評価を行いその成績を検討している. Planarシンチを用いた運動負荷imagingのみによる冠動脈病変の判定には限界があり, とくに回旋枝病変の同定および3枝病変を3枝として診断することに困難があった. 本間らはこの点について胸痛, ST変化および負荷シンチを対比し, シンチの診断率が最も高く, 1枝病変の場合にはwash rate(WR)は重症狭窄例ほど低下し, 再分布度が低くなるとしている. 奥位らも同様の成績を示した. 津田らはWRを検討することにより50%以下の冠狭窄例の判定も可能なことを示唆したが, さらに多症例についての検討が必要であろう. なおWRは運動負荷時の心拍数に最も良い相関を示すとしたが, この点に関しても異論がない訳ではなくむしろpressure rate productとの相関が良いという意見もある. 血圧の影響が症例により異なる可能性があり, 一律に論ずることは無理かもしれない.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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