Japanese
Title99mTc-PMT肝胆道シンチグラフィ施行の体質性黄疸Rotor病の一症例 - 99mTc・E-HIDAとの比較 -
Subtitleノート
Authors吉田祥二*, 沢田章宏*, 小川由紀子*, 森田荘二郎*, 森田賢*, 山本洋一*, 小川恭弘*, 前田知穂*, 赤木直樹**, 久保嘉彦**, 小原秀一**, 小谷了一**
Authors(kana)
Organization*高知医科大学放射線科, **放射線部
Journal核医学
Volume22
Number12
Page1823-1827
Year/Month1985/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 体質性黄疸の診断と病態解析に131I-Rosebengalと131I-BSPが用いられ, 特に131I-BSPを用いたDubin-Johnson症候群とRotor病との異なる病態の把握が指摘されて久しい. その後99mTc標識肝胆道スキャン剤の開発により, 131I-BSP類似の99mTc-HIDAならびに131I-RB類似の99mTc-PIを用いての体質性黄疸の鑑別の報告もみられる. しかし, Rotor病においては肝代謝性色素の肝摂取能が著しく障害されており, 排泄能について画像の上で認識することは困難であった. 今回99mTc-PIよりも肝内移送が早く, 尿中への排泄の少ない99mTc-PMTをRotor病症例に使用し, Rotor病の良好な胆道系への排泄機能の病態をより明瞭に把握できたので報告する. [症例] 58歳 女性 既往歴 : 30歳頃, 外妊で手術し, 輸血歴があり手術時に軽度の黄疸を指摘されている. 家族歴 : 両親が従兄妹結婚. 現病歴 : 体重減少, 全身倦怠感, 胸痛を主訴として近医受診し, 黄疸と高血圧を指摘された.
Practice臨床医学:一般
KeywordsHepatobilliary scintigraphy, Tc-99m-PMT, ROTOR's disease, Tc-99m E-HIDA

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