Japanese
Title脳血管性障害に対するN-isopropyl-p- [123I] iodoamphetamineの臨床知見
Subtitleノート
Authors伊藤和夫*, 竹井秀敏**, 塚本江利子*, 藤森研司*, 中駄邦博*, 古舘正従*, 高山宏***, 相沢仁志****, 飯田哲*****, 森井秀俊*****
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部核医学科, **旭川医科大学放射線科, ***砂川市立病院脳外科, ****内科, *****放射線部
Journal核医学
Volume22
Number11
Page1727-1734
Year/Month1985/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 99mTc化合物を用いた脳スキャンは, 頭蓋内疾患の主要な非侵襲的診断法であったが, transmission computed tomography (TCT) の普及に伴い, 頭蓋内疾患の診断に利用される機会はきわめて少なくなっているのが現状である. 一方, 133Xeや81mKrを用いた脳循環測定は, 脳血管性障害の病態生理学的情報を得る上で欠くことのできない検査法として位置づけられている. しかし, 脳循環測定は, 1) 動注法は侵襲的であること, 2) 呼吸法は専用装置が必要で他の核医学検査に兼用できないこと, 3) ガンマカメラを用いた動態解析は二次元で, 三次元解析には高額な専用装置を必要とするなどの点が障害となり, 日常検査としての普及が妨げられている. 1980年, winchellらは脳実質に容易に移行する放射性薬剤としてN-iopropyl-p- [123I] iodoamphetamine (IMP) を開発した. その後, 本薬剤の静注後早期の脳内放射能分布がmicrosphereや133Xeによる脳血流測定と良く相関することが確認され, 相対的局所脳血流分布の把握にsinglephoton emission computed tomography (SPECT) が用いられている.
Practice臨床医学:一般
Keywords123I-IMP, Cerebrovascular disease, SPECT

【全文PDF】