Japanese
Title骨シンチグラフィで肝細胞癌にTc-99m MDPの集積を認めた2例
Subtitleノート
Authors白井茂夫*, 沖永利親*, 檀浦龍二郎*, 仏坂芳孝*, 鴛渕雅男*, 菊池茂*, 森田誠一郎*, 大竹久*
Authors(kana)
Organization*久留米大学医学部放射線医学教室
Journal核医学
Volume22
Number11
Page1721-1725
Year/Month1985/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 99mTcリン酸化合物による骨シンチグラフィは骨病変の検索に広く利用されているが, 肺癌, 乳癌などの原発性悪性腫瘍や転移性腫瘍, 心筋梗塞部など骨以外の病変部への集積も報告されている. 今回, われわれは肝細胞癌に集積を認めた2例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 「II. 症例」 [Case 1] 70歳, 男性. 主訴 : 腹部不快感 既往歴 : 特記すべきことなし. 現病歴 : 昭和59年1月ごろより腹部不快感出現. 2月に近医を受診し, 肝機能異常とエコーおよびX線CT検査での異常を指摘され, 同年3月7日精査加療の目的で当科に入院した. 入院時現症 : 前胸部にクモ状血管腫を認め, 肝を3横指触知した. 入院時諸検査 : 胸部X線検査では異常を認めない. 生化学検査では, GOT 112K.U., GPT 69K.U., LDH 528w.u., AL-P 15.7 K-A.U. と軽度異常を認め, AFP 175,000ng/ml, CEA 5.8ng/ml, HBs Ag (-) であった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsBone scintigraphy, Extraosseous accumulation, Hepatocellular carcinoma, 99mTC-MDP

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