Japanese
Title11C-Ro 15-1788の前臨床段階における有効性と安全性の評価
Subtitleノート
Authors井上修*, 橋本謙二*, 山崎統四郎*, 篠遠仁*, 舘野之男*, 鈴木和年**, 山口寛***, 樫田義彦****
Authors(kana)
Organization*放射線医学総合研究所臨床研究部, **サイクロトロン管理課, ***物理研究部, ****特別研究員
Journal核医学
Volume22
Number11
Page1711-1715
Year/Month1985/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 序論」 Ro 15-1788はRoche社により開発された強力なベンゾジアゼピンのアンダゴニストであり, 中枢神経系のベンゾジアゼピンレセプター (以下Bz-Rと略) に対しては, そのサブクラスを問わず非常に高い親和性を有することが示されている. すでにComarらにより11Cによる標識合成が示され, バブーンを用いた実験結果から脳内の放射能の大部分はレセプターに対する特異結合であることが示されている. 著者らはヒト脳におけるBz-Rの結合能を定量化し, 生理学的応用や各種疾患の病態を把握することを目的として, 11C-Ro 15-1788注射液の製法を確立し, 前臨床段階における有効性と安全性との評価を行ったのでその結果を報告する. 「II. 11C-Ro 15-1788の製法」 Comarらの原法やEhrinらの方法を一部変更し, 分離条件を変えることによって, 水性注射剤として調製することができた.
Practice臨床医学:一般
Keywords11C-Ro 15-1788, Benzodiazepine receptor

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