Japanese
TitleXe-133γ線の特性とウィンドウ設定レベルがリング型SPECTの画質に及ぼす影響
Subtitleノート
Authors駒谷昭夫*, 高橋和栄*, 高梨俊保*, 安久津徹*, 山口昂一*
Authors(kana)
Organization*山形大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume22
Number11
Page1695-1698
Year/Month1985/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 Xe-133ガス吸入法による2次元の局所脳血流量測定法は, 従来より臨床の場において確立された方法として定着している. 近年, リング型シングルフォトンエミッションCT (SPECT) の出現により, ダイナミックなSPECTが可能となって, 局所脳血流の分布を3次元的に測定できるようになった. しかし, Xe-133はγ線エネルギーが81keVと低く, 組識による減弱やコンプトン散乱が著しいため, SPECT用としては不利な核種である. 特にSPECT法の特長であるべき深部の局所脳血流量の精度や, 低分解能がもたらすpartial volume effectなど, 定量性を劣化する要因として, この核種の特質があげられる. Xe-133γ線の特質と, ディスクリミネータのウィンドウ設定レベルが画質に及ぼす影響についてHEADTOMEによる検討を行った. 「II. 方法と結果」 「1. Xe-133のγ線スペクトル」 Xe-133γ線の散乱線の状態を調べるため, 直径20cmの円筒形アクリルファントムの中心に線源を封入しHEADTOMEガントリーのリング中心部に固定し, その検出γ線のスペクトル, および, 線源を空気中で中心部に置いた時のγ線スペクトルを測定した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRegional cerebral blood flow, Xenon-133, Ring-type SPECT, Window level, Compton scatter

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