Japanese |
Title | Neuron-specific Enolase (NSE) RIAキットの基礎的ならびに臨床的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 桂木誠*, 一矢有一*, 桑原康雄*, 和田誠*, 綾部善治*, 馬場裕子**, 松浦啓一* |
Authors(kana) | |
Organization | *九州大学医学部放射線科, **放射線部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 22 |
Number | 10 |
Page | 1569-1574 |
Year/Month | 1985/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 解糖系の酵素であるエノラーゼのうち, ガンマサブユニットをするαγおよびγγ型のアイソザイムは神経細胞や軸索突起に特異的に存在するとして, neuron-specific enolase (NSE) と呼ばれてきた. その後NSEは神経内分泌細胞由来の腫瘍中に見いだされ, さらに肺小細胞癌患者の血中に高率に検出されることが報告され, これらの腫瘍マーカーとして注目されるようになってきた. NSEの測定は, わが国ではenzyme immunoassay (EIA) 法により開始されたが, 最近RIA法による血清NSE測定キット, NSE (γエノラーゼ) "栄研" が開発された. 今回, 本キットの基礎的検討を行い, さらに各種疾患におけるNSE値を測定し, その臨床的有用性の検討を行った. 「II. キットの組成と測定方法」 本キットは二抗体法による測定キットである. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Neuron-specific enolase, Radioimmunoassay, Small-cell lung cancer, Neuroblastoma |