Japanese
Title膵分泌性トリプシン・インヒビター (PSTI) のRIAに関する基礎的ならびに臨床的検討 (その1)
Subtitleノート
Authors則武昌之*, 芳賀博光*, 桂田光彦*, 鬼原彰**
Authors(kana)
Organization*陸上自衛隊札幌地区病院内科, **札幌医科大学衛生短期大学部内科
Journal核医学
Volume22
Number9
Page1413-1418
Year/Month1985/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 最近のラジオイムノアッセイ (RIA) の進歩により膵疾患の診断に特異性の高いトリプシンやエラスターゼなどの測定法が普及しつつある. 一方膵蛋白分解酵素インヒビターに関してはα1-アンチトリプシン (α1-AT) やα2-マクログロブリン (α2-MG) が血中でその役割を果たしていることが知られている. Pancreatic secretory trypsin inhibitor (PSTI) は56個のアミノ酸よりなる分子量6242の物質で, 膵酵素とともに膵液中に分泌され, キモトリプシンやカリクレインを阻害せずトリプシンのみを阻害するKazal型インヒビターである. その血中測定はEddelandらおよび北原らがRIA法を開発して以来PSTIの基礎的ならびに臨床応用に関する報告がこれまでにかなり認められる. 今回著者らもPSTI・RIAキット (シオノギ0931-S) を試用する機会を得, その基礎的検討とともに, とくにカラムクロマトグラフィーおよび濾紙電気泳動法により125I-標識PSTIの純度検定を行った.
Practice臨床医学:一般
KeywordsPSTI, Radioimmunoassay, Gelchromatography, Paperelectrophoresis, Chronic alcoholic

【全文PDF】