Japanese | |
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Title | RadioimmunoassayによるFree thyroxine測定値に及ぼす高脂血の影響 |
Subtitle | ノート |
Authors | 佐藤龍次*, 伴良雄*, 九島健二*, 原秀雄*, 長倉穂積* |
Authors(kana) | |
Organization | *昭和大学医学部第三内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 22 |
Number | 9 |
Page | 1405-1412 |
Year/Month | 1985/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」 血中遊離サイロキシン (FT4) はその約0.02〜0.05%が, Thyroxine binding globulin (TBG) とは結合しない状態で存在している. この (FT4) は臨床的に甲状腺機能状態を最も良く反映する指標とされている. FT4の測定法はこれまで, 平衡透析法, 限外濾過法, ゲル濾過法等によって測定されてきたが, いずれも手技が煩雑であり, 日常のルーチン検査法としては不向きであった. これに代わるものとして総T4濃度とT3摂取率より算出される遊離T4指数 (FT4I) が用いられていた. 最近, FT4をRadioimmunoassay (RIA) 法によって直接測定できるようになり, 本邦においてもFT4測定キットとして, 抗体チューブを用いる固相法, ガラスビーズ固相法, 透析性のマイクロカプセルを用いる方法, 標識T4アナログを用いる方法などが検討され, 臨床的評価を受けている. また血中FT4は生体では微量であるために血清成分に含まれている脂質や蛋白量などによって測定値に差異を及ぼすことも考えられる. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Hyperlipidemia, Free thyroxine, Radioimmunoassay |