Japanese
Title99mTc-MAA肺シンチグラフィで診断および治療経過を観察した肺血栓塞栓症の2例
Subtitleノート
Authors梅田透*, 油井信春*, 木下富士美*, 小圷正木*, 吉田豊**, 河崎純忠**
Authors(kana)
Organization*千葉がんセンター核医学診療部, **麻酔科
Journal核医学
Volume22
Number7
Page1073-1079
Year/Month1985/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」肺血栓塞栓症は肺動脈系に血栓あるいは塞栓物質が閉塞することにより生ずるが, 臨床症状を示すものは欧米に比べ本邦では少ないといわれている. 今回, われわれは手術後早期に肺血栓塞栓症をきたした2例を経験し, その発症より治療経過をみる上で99mTc-MAA肺血流シンチグラフィがきわめて有用であったので報告する. 「II. 方法」肺血流シンチグラフィ (以下肺シンチ) は99mTc-MAAを仰臥位にて185MBq (5mCi) 静注後10分より東芝製ガンマカメラ (GCA-70A) にて前面, 後面, 左右側面の4方向をID : 4,000c. にて撮像した. ただし側面像は患者の状態が悪いため両上肢は挙上せず撮像した. 「III. 症例」1) 症例1 : 43歳, 女性. 右大腿悪性軟部腫瘍. 昭和55年初発. 他医にて切除するも3回の局所再発をくり返し, 昭和58年6月, 当院整形外科にて広範切除と有茎植皮術を受けた.
Practice臨床医学:一般
Keywords99mTc-MAA perfusion scintigraphy, Pulmonary thromboembolism

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