Japanese
TitleRadioassay法による血中ビタミンB12および葉酸同時測定法の基礎的・臨床的検討
Subtitleノート
Authors田中信夫*, 稲葉敏*, 坂戸秀吉*, 山崎泰範*, 山田尚*, 鈴木英史*, 佐野茂顕*, 長山泰士*, 名越温古*, 板鼻文子*, 白石正孝**
Authors(kana)
Organization*東京慈恵会医科大学青戸分院内科, **中央検査部
Journal核医学
Volume22
Number6
Page929-938
Year/Month1985/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」ビタミンB12および葉酸は造血ビタミンとして知られ, 生体内におけるこれらビタミンの欠乏は貧血の発生に関与し, とくに巨赤芽球性貧血を起こすことは周知の事実である. 他方, 血液中のビタミンB12含有量が異常に増加する, いわゆる高ビタミンB12血症は今日まで慢性骨髄性白血病 (CML) , 急性前骨髄球性白血病 (APL) , 急性骨髄性白血病 (AML) , 急性肝障害およびある種の悪性腫瘍において報告されてきているが, ことにCMLおよび肝障害時にみられる血中ビタミンB12値はきわめて高く, これら疾患の臨床診断に有意義とされている. ビタミンB12および葉酸の測定法は従来いずれも微生物学的定量法 (bioassay) が用いられてきたが, 近年アイソトープの臨床応用により, ビタミンB12および葉酸の測定においても57Co標識ビタミンB12や75Seあるいは125I標識葉酸を用いるアイソトープ法 (radioassay) が普及し, その測定精度および臨床的有用性が報告され広く臨床に応用されてきている.
Practice臨床医学:一般
KeywordsVitamin B12, Folic acid, Radioassay

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