Japanese |
Title | RadioimmunoassayによるNeuron Specific Enolase (NSE) 測定の基礎的ならびに臨床的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 米田正弘*, 杢野謙次*, 田中博志*, 戸谷有二*, 大磯ユタカ*, 山内一征*, 高槻健介*, 富田明夫*, 加藤兼房** |
Authors(kana) | |
Organization | *名古屋大学医学部第一内科, **愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所生化学部門 |
Journal | 核医学 |
Volume | 22 |
Number | 4 |
Page | 545-549 |
Year/Month | 1985/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」エノラーゼは, 分子量約9万の可溶性蛋白質で, 解糖系酵素である. この酵素は, 3種のサブユニットα, βおよびγから成る二量体構造をもち, αサブユニットをもつエノラーゼは全ての組織に広く分布し, βサブユニットをもつエノラーゼは横紋筋組織と心筋に局在している. 一方, γサブユニットをもつエノラーゼ (γγとαγ) は, 神経組織に特異的に存在し, Neuron-Specific Enolase (NSE) と呼ばれている. 血清NSEの測定法に関して, 1979年MarangosらがRIAを, また1983年にKatoらが, Human NSE EIAを開発している. 血清NSEは, 小児腫瘍, 各種神経疾患, 肺癌およびAPUD系腫瘍において高値を示すことが知られ, その測定は臨床的に有用であると報告されている. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Neuron Specific enolase, Radioimmunoassay, Adrenal tumor, Pheochromocytoma |