Japanese
TitleコーニングビタミンB12 [57Co] / 葉酸 [125I] ラジオアッセイキットの基礎的および臨床的検討
Subtitleノート
Authors木原数弘*, 中村宏紀*, 坂田裕行*, 杉村英一*, 佐藤邦夫*, 角田新一*, 出村博*, 堀川直史**, 田中朱美**
Authors(kana)
Organization*東京女子医科大学附属病院ラジオアッセイ科, **神経精神科
Journal核医学
Volume22
Number2
Page233-244
Year/Month1985/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」ビタミンB12または葉酸欠乏はヒトにおける巨赤芽球性貧血の主要な原因である. この診断のためにはビタミンB12または葉酸の測定が必要となる. 葉酸は血中でN-5-methyltetrahydrofolic acidとして多く存在するのでこの測定が行われる. ビタミンB12および葉酸の測定は, 微生物学的測定法や, ラジオイムノアッセイ法 (RIA) で行われているが, 後者が操作手順が簡便で感度も鋭敏なことから広く用いられている. RIAではこれまでビタミンB12や葉酸をおのおの個別に測定していたが, ビタミンB12に57Coの核種を用い葉酸に125Iを用いることで同時に両者を測定できるキットが開発された. 57Coと125Iとは放出ガンマ線エネルギーが異なり放射スペクトルの重複部分が少なく測定できるので同時測定が可能である. われわれは牛乳葉酸結合蛋白と豚内因子を用いたcompetitive protein biding assay (CPBA) 法による同時測定可能なVitamin B12/Folate Radioassayキット (コーニング社) を試用する機会を得たのでその基礎的および臨床的検討について報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsVitamin B12, Folate, Radioassay, Simultaneous measurement

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