Japanese
Title膵癌マーカーとしてのCA 19-9の臨床的有用性 : CEA, エラスターゼ1と比較して
Subtitleノート
Authors阪原晴海*, 遠藤啓吾*, 中島言子*, 中島鉄夫*, 太田仁八*, 鳥塚莞爾*, 内藤厚司**, 鈴木敞**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部核医学科中央放射線部, **第一外科
Journal核医学
Volume22
Number1
Page115-118
Year/Month1985/1
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」CA 19-9は1979年, Koprowskiらによりモノクローナル抗体の手法を用いて開発された新しい腫瘍関連抗原である. 消化器癌とくに膵癌, 胆嚢胆管癌患者において血中に高濃度に出現することが知られ, これらの癌におけるすぐれた腫瘍マーカーとして評価されつつある. 今回 膵癌および慢性膵炎患者を対象として血中CA 19-9濃度を測定し, 膵癌診断の感度, 特異性をcarcinoembryonic antigen (CEA), エラスターゼ1と比較した結果, CA 19-9がもっともすぐれた膵癌マーカーであるとの結果が得られたので報告する. 「II. 材料および方法」対象は本院で手術により組織学的に証明された膵癌51例および臨床所見, 画像診断, 手術等により慢性膵炎の臨床診断基準案に合致する慢性膵炎17例である. 膵癌は全例, 組織学的に腺癌であった. 検体は手術前に採血した静脈血を用いた.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCA 19-9, Pancreatic carcinoma, CEA, Elastase 1

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