Japanese
Title消化器系疾患における血中CA 19-9値 - 基礎的・臨床的検討 -
Subtitleノート
Authors真坂美智子*, 玉腰勝敏*, 金井弘一*, 吉見輝也*
Authors(kana)
Organization*浜松医科大学第二内科
Journal核医学
Volume22
Number1
Page85-89
Year/Month1985/1
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」carbohydrate antigen (以下CA 19-9) はKoprowskiらによって発見された消化器系癌のマーカーの一種である. かれらは, ヒト大腸癌免疫マウス脾細胞とマウス骨髄細胞のhybridomaを作成し, 得られたmonoclonal antibodyの1つ1116 NS 19-9の抗原がsialylated lacto-N-fucopentaos IIであることを明らかにし, これをCA 19-9と命名した. CA 19-9の測定系は, 1983年Villanoらによってキット化され, 膵癌に高い陽性率を示すことが報告されている. 今回, CA 19-9測定用キットについて検討する機会を得たので, その結果を報告する. 「II. 検討事項」CA 19-9測定用キットは, (株) ミドリ十字より提供を受けた. 基礎的検討事項として, 反応時間, 再現性, 希釈試験および回収率などを, また, 臨床的意義については, 健常成人, 良性肝疾患患者および悪性腫瘍患者の血中CA 19-9を測定した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTumor marker, CA 19-9, Pancreatic Cancer, Bile duct Cancer

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