Japanese
Title血中immunoreactive trypsin測定値に及ぼす要因について - BehringwerkeおよびCis-Sorin kitの比較検討 -
Subtitleノート
Authors早川哲夫*, 野田愛司*, 近藤孝晴*, 村瀬敏之*, 浜野博次*, 柴田時宗*, 杉本吉行*, 小川裕*
Authors(kana)
Organization*名古屋大学医学部第二内科
Journal核医学
Volume21
Number12
Page1669-1676
Year/Month1984/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」膵疾患診断における血中膵酵素測定の意義は各種診断法の発達した現在も高く, 特に, 膵障害のスクリーニングに重要である. 血中のトリプシンは膵特異性が高い. しかし, 血中に共存する類似活性物質や活性阻害物質のため酵素活性測定は困難である. そのため, 免疫活性を測定するradioimmunoassay法が開発され, 膵疾患診断に対する意義も認められている. 現在までに報告された血中トリプシンの正常値はradioimmunoassay系により異なる. Temlerら, Eliasらによる正常値は他の測定系による正常値に比し約10倍高い. 測定系による正常値の差の原因を明らかにするため, Temlerら, Eliasらの報告とほぼ同様な正常値を示すBehringwerkeのRIA-gnost Trypsin kitとMalvanoら, Borgstromら, Geokasらの報告と同様な正常値を示すCis-SorinのTrypsin Radioimmunoassay kitを用いて血中トリプシンの免疫活性を測定し比較した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsImmunoreactive trypsin, Trypsin standard, Trypsin inhibitor, Behringwerke kit, Cis-Sorin kit

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