Japanese
Title腎RNアンギオグラフィで描出された腎癌とその骨転移の一例
Subtitleノート
Authors平方良輔*, 山口茂**, 鴨井逸馬*, 松浦啓一***
Authors(kana)
Organization*佐賀県立病院好生館放射線科, **内科, ***九州大学医学部放射線科学教室
Journal核医学
Volume21
Number11
Page1527-1530
Year/Month1984/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」腎腫瘤に対するradionuclide (RN) アンギオグラフィは非侵襲的に腫瘤の血流状態を検索できる方法としてその有用性が認められている. 特にその放射性薬剤として99mTc-dimeracap-tosuccinic acid (DMSA) や99mTc-gluconateなどの腎シンチグラフィ用薬剤を用いた場合には, 血流をみるRNアンギオグラフィと腎皮質の欠損像を描出するスタティックイメージが得られ, それらを組み合わせることにより腎腫瘤の鑑別診断ができるとされている. われわれは腎腫瘤ならびにその骨転移が疑われた症例に99mTc-DMSAによる腎RNアンギオグラフィを行い, 腎病変のみならず骨転移巣もhypervascular massとして描出できた症例を経験した. われわれの調べた範囲では腎RNアンギオグラフィにより腎癌の転移巣が描出された報告はなく, 診断上有用であったので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRenal cell carcinoma, Renal mass, Bone metastasis, RN angiography, 99mTc-DMSA

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