Japanese | |
---|---|
Title | 血中フリーT3測定の臨床的意義について (特に寛解期バセドウ病患者を中心に) |
Subtitle | ノート |
Authors | 原口和貴*,†, 赤須文人*, 会田薫*, 望月裕文*, 金丸良文*, 女屋敏正** |
Authors(kana) | |
Organization | *山梨医科大学第三内科, **教授, †助手 |
Journal | 核医学 |
Volume | 21 |
Number | 6 |
Page | 739-746 |
Year/Month | 1984/6 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」甲状腺ホルモンは, 血中では大部分が甲状腺ホルモン結合蛋白と結合しており, 一部のみが遊離型をとっている. 甲状腺ホルモン結合蛋白はTBG(thyroxine binding globulin), TBPA(thyroxine binding prealbumin)およびalbuminである. おのおの, 甲状腺ホルモンに対する結合の割合や親和性が異っており, サイロキシン(T4)はTBG, TBPA, albuminに結合し, トリヨードサイロニン(T3)は主としてTBGに結合する. また, 遊離T4(FT4)と遊離T3(FT3)の総T4, 総T3に対する割合は正常者では, おのおの約0.03%と0.3%であるともいわれている. さて, 末梢において標的細胞に入り核を介してそのホルモン作用を現わすのは遊離型ホルモンであると考えられている. このため真の代謝状態を反映する遊離型ホルモン測定することが重要と考えられる. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free triiodothyronine, Radioimmunoassay, Graves' disease, Triiodothyronine analogue. |