| Abstract | (476-479) 本セッションではデータ処理に関する4題の異なった演題が発表された. 演題476 RI画像データベースシステムの試作. 京大・湊らはデジタルRI画像を情報検索に便利なMUMPS言語を使用して, 患者データとともにファイルする試みについて報告した. 画像をMUMPS言語を使用してファイルするために画像表現法として木構造表現を用いてMUMPSシステムのファイル構造との整合性をとっている. 本法は試作段階であるが, 情報検索の便利さからも実用化が望まれる. 演題477 RI画像処理のための二次元デジタル・フィルターの統一的設計法. 愛媛大・村瀬らは画質改善に使用される低域通過フィルター, 帯域通過フィルターなどの二次元デジタルフィルターを統一的に設計する方法とその応用例を報告した. 各種フィルターの使用により画質は改善されるが, 定量性が損なわれるように感じる. 演題478 新しい画像表示法の一試み - 陰影表示. 放医研・富谷らはRI画像などをCRT上に表示する方法として陰影表示法を報告した. 人間が3次元物体を認識する際, 物体表面にできる光の陰影を利用することより, 画像の高低を陰影画像に変換して立体感のある画像を表現した. 画像の表示法として面白い方法である. 演題479 18FDGポジトロンCT像を用いた脳局所ブドウ糖消費率算出プログラムの試作. 放医研・松本らは18FDGポジトロン像より脳局所ブドウ糖消費率を計算するプログラムをPhelpsらの方法をもとに作成し, その概要, 臨床応用結果を報告した. |
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