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Title | 座長のまとめ 12. (J) 肺 |
Subtitle | 第23回 日本核医学会総会座長まとめ |
Authors | 伊藤春海, 杉田實, 金崎美樹, 井沢豊春, 古舘正従 |
Authors(kana) | |
Organization | |
Journal | 核医学 |
Volume | 21 |
Number | 5 |
Page | 480-482 |
Year/Month | 1984/5 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | (300-305) サイクロトロンより得られる11Co, C15O2を利用した興味ある発表が京大と東北大よりなされた. 村田らは高エネルギー用コリメータを装着したγ-カメラを用い11Co, C15O2 1回吸入後の消失過程を解析し, 11Coの消失率がDlco/Vaと相関することを見い出した. またC15O2の消失率を利用して11Coの拡散から肺胞成分を抽出し, 肺気腫でこれが有意に延長することを確認した. 伊藤らは11Coの連続吸入により赤血球を標識し, ポジトロンCTによって肺の血液量を測定した. さらにトランスミッションCTとの組み合わせで血管外密度も求めた. 本法は間質性病変の診断に有用であると考えられた. 帝京大の国安らは99mTc-HSA投与後継時的に肺野/心のカウント比を求め, ARDSでこれが増大し, 臨床像の改善とともに減少することを見い出した. ARDSでは肺胞毛細血管の破綻があるといわれるがそれを示唆する興味ある報告であった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |