Japanese
Title座長のまとめ 10. (S) サイクロトロン
Subtitle第23回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors菅野巌
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume21
Number5
Page478-479
Year/Month1984/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(281-286) 医療用サイクロトロンに関する演題6席が発表された. 最初の4題はいわゆるコンパクトサイクロトロンに関する報告であった. 九大放・桑原らは導入したばかりの日本製鋼所製サイクロトロンBC1710の初期評価について報告した. サイクロトロンの運転が非常に熟練を要することを述べた. また, 臨床利用の中心となる15O標識ガスを連続供給した場合その濃度が±10〜20%程度ばらつくことを示した. 秋田脳研放・羽上らは今年5月より稼動している日本製鋼所製サイクロトロンBC168を臨床装置として使用したときのその評価を報告した. 全体として仕様通りの性能が得られたが, 問題点としてイオン源の交換に約30分程時間がかかり, 将来, 臨床利用と化学合成に効率良く利用する場合のネックになること示した. 初期トラブル以外は安定して動作したが, 部品交換点検時の被曝が非常に高いことを指摘した. 秋田脳研・放・村上らは, 秋田脳研における短寿命RI標識薬剤の開発状況について報告した. O-15標識ガスの放射性純度は非常に良く, FDGの合成法は井戸らの方法が最も安定していること, O-15酸素ガスの水溶液化は困難であること, 11C-デオキシグルコースは収率がまだ低いこと, などを述べた. 日本製鋼所・鈴川らはサイクロトロン生成RIガスの濃度を一定に保つための装置を報告した. 連続吸入用装置とした場合の濃度変化は3%以内に押さえられること, また, 一回吸入用装置としても使用できることを述べた. 最後の2題は日本メジフィジックスの小型サイクロトロンの物理に関する実験報告であった. 田中らはStack foil法によるHg, Coの励起関数とそれぞれの収率について報告した. さらに, 中本らは, Stack foil法の物理的問題点を検討した.
Practice臨床医学:一般
Keywords