Japanese
Title座長のまとめ 9. (R) Positron
Subtitle第23回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors野原功全, 山口昂一, 米倉義晴, 秋貞雅祥, 田中寛, 森厚文, 佐治英郎, 前田敏男
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume21
Number5
Page475-478
Year/Month1984/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(233-236) 本セッションは急増するポジトロン関係の発表の中の4題で, いずれもポジトロンCT装置に関するものであった. 演題233番で放医研の富谷らは開発中の動物用高解像力ポジトロンCT装置について, そのシステム設計を発表した. 同装置は4×10×20mm3の小型BGO結晶を128個使用した単一リングの小型装置で, 128mm直径の視野を有し, 3mm程度の空間分解能を目標としている. 動物実験による生理学的研究および医薬品の開発にその活躍が期待される. この高解像力ポジトロンCT用の検出器として開発した特殊構造のBGO検出器ユニットを演題236番で放医研の村山らが発表した. この検出器は光電子増倍管内の光電陰極部の近傍に制御格子を設け, 1本の光電子増倍管に光学結合された2個のBGOの結晶に対し, γ線の検出に応じて格子に制御パルスを与え, 両結晶からの出力パルス波形に差をつくって結晶の弁別を行うもので, 13×13mm2の角形光電子増倍管による基礎実験の良好な結果は高解像力化に有効な材料を提供した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

【全文PDF】