Japanese |
Title | Free T3測定に及ぼす抗T3自己抗体の影響 |
Subtitle | ノート |
Authors | 土井啓*, 竹内由美子*, 前川美恵*, 中橋宣子*, 長谷川恭一*, 置塩達郎* |
Authors(kana) | |
Organization | *大阪府立成人病センター |
Journal | 核医学 |
Volume | 21 |
Number | 3 |
Page | 263-267 |
Year/Month | 1984/3 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 甲状腺ホルモンであるサイロキシン (T4) トリョードサイロニン (T3) は血液中では特異結合蛋白と可逆的に結合し, その結合型と遊離型との間には平衡関係の成立することが知られている. 甲状腺ホルモンが実際に作用を示すのは遊離型 (FT4, FT3) と考えられ, 特に血中濃度の低いFT3は末梢標的細胞において, 核に結合しその作用を発揮すると報告されている. そのため最近ではRIAによるFT3測定キットが開発されつつある. 今回われわれはCorning社のIMMOPHASE Free T3 RIAキットおよびAmersham社のAmerlex Free T3 RIAキットを用いFT3値を測定し, 従来の平衡透析法による値と比較検討するとともに, われわれが経験した抗T3自己抗体を有する症例においてそれが, これらFT3測定に何如なる影響を及ぼすかを検討した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free T3, equilibrium dialysis, radioimmunoassay, anti T3 autoantibody. |