Japanese
Title99mTc-DTPAによるdelayed imageにて診断できたurinary extravasationの1例
Subtitleノート
Authors滝淳一*, 利波紀久*, 久田欣一*
Authors(kana)
Organization*金沢大学医学部核医学教室
Journal核医学
Volume21
Number2
Page191-194
Year/Month1984/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 99mTc DTPAは非侵襲的腎機能検査に広く用いられている. 直腸癌術後2か月後に急性無尿状態となった患者に99mTc DTPAによる腎シンチグラフィを施行し, そのdelayed imageにてurinary extravasationと診断し得た興味ある症例を経験したので報告する. 「II. 症例」 34歳, 男性 主訴:急性無尿, 腹部膨満感 家族歴・既往歴:特記すべきことなし 現病歴:約2か月前に直腸癌の診断にて直腸切断術, 人工肛門設置術を施行. 手術時に膀胱後壁から前立腺にかけて癌の浸潤を認めた. 術後44日目に肉眼的血尿を認めDIPを施行し上部尿路系には異常所見認めず, 膀胱の右上方への偏位を認めた.
Practice臨床医学:一般
Keywordsurinary extravasation, 99mTc-DTPA, delayed image, renal scintigraphy.

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