Japanese
Title血中サイログロブリン濃度測定の臨床的有用性
Subtitleノート
Authors飯田泰啓*, 小西淳二*, 高坂唯子*, 中島鉄夫*, 御前隆*, 遠藤啓吾*, 鳥塚莞爾*
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部放射線核医学科
Journal核医学
Volume21
Number2
Page165-170
Year/Month1984/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 血中サイログロブリン (Tg) 濃度は種々の甲状腺疾患, とりわけ甲状腺腫瘍において上昇することが知られている. 最近, Tumor markerとしてのTgの意義が特に注目されているが, Tg濃度による甲状腺腫瘍の良・悪性の鑑別には限界がある. しかし, 手術や放射線療法を行った甲状腺癌の再発や転移の際には, 一度低下した血中Tg値が再上昇することが知られており, 臨床的に有用な指標と考えられている. 従来Tgのradioimmunoassay (RIA) による測定には二抗体法が用いられてきたが, 最近 [125I] 標識抗Tg抗体を利用したimmunoradiometric法によるsand-wichアッセイが開発され使用可能となったので, これを用いて各種甲状腺疾患, とりわけ甲状腺癌の診断および再発・転移の指標としてのTg濃度測定の有用性につき再評価を試みた.
Practice臨床医学:一般
Keywordsthyroglobulin, thyroid disease, tumor marker.

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