Japanese
TitleCEAキット「第一」の基礎的ならびに臨床的検討
Subtitleノート
Authors綾部善治*, 一矢有一*, 馬場裕子**, 桑原康雄*, 桂木誠*, 松浦啓一*
Authors(kana)
Organization*九州大学医学部放射線科学教室, **附属病院放射線部
Journal核医学
Volume21
Number1
Page45-50
Year/Month1984/1
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」 1965年, Goldらによって発見されたcarcinoembryonic antigen (CEA) は, 当初, 消化管癌に特異的なものと考えられていた. しかし, その後, 健常者血中にも微量ながら存在すること, 消化器癌以外の癌や非腫瘍性疾患でもCEA上昇例があることが分かり, 現在では, 腫瘍関連抗原の1つとして把えられている. 血中CEAのラジアイムノオッセイによる測定法としては, 硫安沈澱による方法, Z-gel法, 2抗体法および種々の固相法などが報告されているが, いずれも, 抽出, 透析, 熱処理などの煩しい前処理が必要である. こうした前処理を必要とせず, またごく微量の血清から測定可能なビーズ固相抗体法に基づく測定法が松岡らにより開発されたが, この方法をもとにして, CEA測定用キットが第一ラジオアイソトープ研究所により作られた.
Practice臨床医学:一般
Keywordscarcinoembryonic antigen (CEA) , radioimmunoassay.

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