Japanese |
Title | アマレックスフリーT3 RIA Kitによる血清free T3の測定 - 平衡透析法, free T3 indexとの比較 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 吉田克巳*, 桜田俊郎*, 野村隆*, 鈴木道子*, 海瀬信子*, 海瀬和郎*, 貴田岡博史*, 深沢洋*, ヤコブヤウヒ*, 板垣洋一*, 山本蒔子*, 斉藤慎太郎* |
Authors(kana) | |
Organization | *東北大学医学部第二内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 20 |
Number | 10 |
Page | 1497-1504 |
Year/Month | 1983/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」トリイオドサイロニン (T3) は, 血中では大部分血清のサイロキシン (T4) 結合グロブリン (TBG) をはじめとするT4結合蛋白 (TBP) と結合しているが, 実際に個体の代謝に密接な関係を持っているのは, TBPと結合していない遊離のT3 (free T3) と考えられている. 血清free T3濃度の測定は, 血清にtracer量の125I-T3を加え, 平衡透析法, 限外濾過法あるいはゲル濾過法などにより, freeの状態で存在する125I-T3が加えた125I-T3のうちに占める割合 (%free T3 (%F T3) ) を求め, その値と血清total T3濃度の積 (Absolute free T3 (AFT3) =total T3×%FT3) から算出されている. しかしながら, これらの方法では多くの検体を同時に処理するためには手技が煩雑であり, ルーチンの検査法として広く行われるには至っていない. このたびわれわれは, 血清free T3濃度を直接に, 簡便かつ単時間に測定するradioimmunoassay kit (アマシャム薬品株式会社のアマレックスフリーT3 RIA Kit) を試用する機会を得て, 基礎的ならびに臨床的検討を行ったので, その成績を報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free Triiodothyronine, Radioimmunoassay |