Japanese |
Title | サイログロブリン "栄研" RIA Kitによる血清サイログロブリン値測定の基礎的検討および臨床的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 大塚誠*, 小宮妙子**, 一矢有一*, 桑原康雄*, 和田誠*, 塩崎宏*, 山口育子**, 馬場裕子**, 松浦啓一* |
Authors(kana) | |
Organization | *九州大学医学部放射線科, **放射線部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 20 |
Number | 10 |
Page | 1479-1487 |
Year/Month | 1983/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」サイログロブリン (Tg) は甲状腺由来の分子量約56万の糖蛋白であり, 従来甲状腺濾胞内のみに存在すると考えられてきた. しかし最近のRadioimmunoassay (RIA) の開発により, 微量ながら正常人血清中にも存在し, 各種甲状腺疾患で上昇することが知られてきた. われわれは二抗体法によるサイログロブリン " 栄研" RIA Kitの基礎的検討を行うとともに正常群ならびに各種甲状腺疾患患者の血清Tg値を測定し, その臨床的意義について検討した. 「II. 対象および方法」正常コントロール群は健常者の中から無作為に選んだ男37例, 女53例 (年齢20〜45歳) の計90例である. 臨床的検討は各種甲状腺疾患患者102例を対象とした. なお, そのうち10%以上の自己抗体陽性例は正常コントロール群が9例, 各種甲状腺疾患患者が71例である. 測定操作の概略はFig.1のとおりである. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Serum thyroglobulin, Radioimmunoassay, Thyroid cancer, Graves' disease, Chronic thyroiditis |