Japanese |
Title | テストステロン分泌型副腎腺腫の一例 |
Subtitle | ノート |
Authors | 田中正博*, 田中茂子*, 澤久*, 小泉義子*, 越智宏暢*, 小野山靖人*, 寺田隆久**, 船井勝士** |
Authors(kana) | |
Organization | *大阪市立大学医学部放射線科, **泌尿器科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 20 |
Number | 10 |
Page | 1475-1478 |
Year/Month | 1983/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」正常の成人男女にみられる男性化はアンドロゲンの作用による. 女性に男性化徴候が認められたときにはCushing症候群・Stein Leventhal症候群・卵巣男性化腫瘍・副腎腫瘍・突発性男性化などを考えなければならない. 若い女性の男性化の大部分は卵巣の機能異常によることが多く, 副腎腫瘍の報告例は少ない. 特にテストステロン分泌型副腎腫瘍の報告は調べ得た範囲内では, 世界で7例の報告があるのみである. 今回, われわれはテストステロン分泌型副腎腺腫の一例を経験したので報告する. 「II. 症例」症例は30歳の女性で, 続発性無月経と男性化を主訴として来院した. 20歳前後より月経がしだいに不規則となり, 22歳ころより毛深く, 声が低くなってきた. 昭和56年1月に婦人科で右副腎嚢胞の疑いがあるといわれていたが放置していた. 同年8月以降月経が認められず, 精査のため泌尿器科を受診した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Adrenal gland, Testosterone-producing adenoma, 67Ga-citrate scintigraphy |