Japanese
Titleビーズ固相法CEAラジオイムノアッセイキットの基礎検討
Subtitleノート
Authors長田篤雄*
Authors(kana)
Organization*埼玉医科大学研究施設
Journal核医学
Volume20
Number9
Page1377-1386
Year/Month1983/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 Carcinoembryonic Antigen (CEA) の測定では現在Radioimmunoassay (RIA) 法およびEnzymeimmunoassay (EIA) 法と開発が進み, 測定キットとしてもすでに5種類以上が実用に供されている. しかしすでに指摘されているように, CEAおよびその類似抗原の多様性, さらには抗CEA抗体の差異によってこれらキット間での相関関係は認められてはいるものの, 同一試料で測定値に相当な差異があるため, それぞれのキットによる測定値の互換性はほとんど無いとされている. これらの事情を考慮するといまだに完全な測定キットと断言できる状態にはないように思われる. しかし臨床上ではすでに一部の癌のマーカーとして高く評価されており, 癌, 非癌の認識度や経過観察のために, 測定系に用いる抗原, 抗体の質的改善, 高値の希釈性の改善などの努力は続けられるべきであろう. われわれは今回新しく開発された第一ラジオアイソトープ研究所のCEA Radioimmunoassayキット (以下, 本法) を入手する機会を得たので, 現在実施しているダイナボット社のCEA RIAキットとの比較を中心として検討を行った.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCEA, radioimmunoassay, solid phase. plastic bead, dilution methods on sample

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