Japanese
Title骨シンチグラムで多発集積を示した良性骨病変の検討
Subtitleノート
Authors梅田透*, 油井信春**
Authors(kana)
Organization*千葉県がんセンター整形外科, **核医学診療部
Journal核医学
Volume20
Number9
Page1371-1375
Year/Month1983/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 骨シンチグラムは全身多発性骨病変の検出において最も秀れた補助診断法である. 骨シンチグラムで多発集積を示す病変としては骨転移癌が最も多いが, まれに良性骨病変においても多発性集積を示し骨転移癌との鑑別を要すこともみられる. 今回特に骨シンチグラムで多発集積のみられた良性骨病変につき検討を加えた. 「II. 方法」 骨シンチグラムは99mTc-MDPを740MBq (20mCi) 静注後3時間にて東芝製ガンマカメラ (GCA-401-5) にて撮像した. 「III. 症例」 1) 症例1 : 15歳, 男子. 線維性骨異形成左顔面の腫脹, 左眼の視力低下を主訴とし来院した. X線像での左頭蓋, 上顎骨, 下顎骨に境界不明瞭な骨硬化像を主とする病変に一致する高度な集積がみられた他, 左右肋骨にも高度集積がみられ, X線像でも病変が確認された. 上顎骨病変の生検より多発性線維性骨異形成と診断した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsBone scintigraphy, Benign bone tumors, Multiple accumulations, 99mTC-MDP

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