Japanese |
Title | サイログロブリンのradioimmunoassay kit (栄研) に関する基礎的検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 小西淳二*, 御前隆*, 高坂唯子*, 中島鉄夫*, 飯田泰啓*, 遠藤啓吾*, 池窪勝治**, 鳥塚莞爾* |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部放射線核医学科, **神戸中央市民病院核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 20 |
Number | 8 |
Page | 1207-1214 |
Year/Month | 1983/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」サイログロブリン (Tg) は甲状腺細胞により合成される分子量約67万の糖蛋白であり, 甲状腺ホルモンの合成, 貯蔵および分布に重要な役割を担っている. 1967年RoittおよびTorrigianiはTgが甲状腺内のみならず, 流血中にも存在することをradioimmunoassay (RIA) を用いて明らかにした. その後RIAの改良, 普及により, 種々の甲状腺疾患で血中Tg濃度の上昇がみられることが相次いで報告された. 近年血中Tgの測定が, 特に甲状腺腫瘍およびその転移の診断に有用であることが認められ, tumor markerとしての役割が注目されるに至っている. われわれは従来より自家アッセイにより血中Tgの測定を行ってきたが, 今回, 栄研RIA kit (栄研イムノケミカル研究所製) を試用する機会を得たので, その基礎的検討の結果を報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Thyroglobulin, Radioimmunoassay, Antithyroglobulin antibody |