Japanese |
Title | TSH Radioreceptor Assayキット (Smith) によるTSH binding inhibitor immunoglobulin (TBII) の測定 |
Subtitle | ノート |
Authors | 海瀬和郎*, 桜田俊郎*, 海瀬信子*, 吉田克己*, 貴田岡博史*, 深沢洋*, 鈴木道子*, 野村隆*, ヤコブ・ヤウキ*, 山本蒔子*, 斉藤慎太郎*, 吉永馨* |
Authors(kana) | |
Organization | *東北大学医学部第二内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 20 |
Number | 8 |
Page | 1199-1206 |
Year/Month | 1983/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」バセドウ病は, 甲状腺細胞膜Thyrotropin (TSH) レセプターに対する抗体であるところの甲状腺刺激免疫グロブリンに因る自己免疫疾患として理解されている. このレセプター抗体は, 現在まで種々の方法で測定され, その測定方法に基づきさまざまな名称で呼ばれているが, この中でTSHのRadioreceptor assay (RRA) により測定するThyrotropin Binding Inhibitor Immunoglobulin (TBII) は, 測定感度が良好で, 未治療バセドウ病患者における陽性率も高く, このためバセドウ病の病因解明の手段として用いられるとともに, 治療効果の判定にも有効であるという. しかしながら従来のTBIIの測定には, 生物活性を有する高純度TSHの標識や, 甲状腺細胞膜分画を用いる必要があるなどの点から, 日常的な臨床検査法としてTBIIを測定することは困難であった. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | TBII, radioreceptor assay, Graves' disease, chronic thyroiditis, HTACS |